Last Kitten Heart prologue

夏実:は、初めまして夏実です。

ナナ:ナナです。

由樹:由樹です。

夏実:だれ?…この人。

ナナ:だれだろう。

由樹:『だれだろう』じゃない。なんで知らないふりするの?

ナナ:『なんで?』って由樹ちゃんは『夏実と魔術書ナナ』に出ていなくて、第二作目に出ているからでしょ?

由樹:確かにそうだけど。

ナナ:そんな第二作目は、どうでもいいので…ここでは紹介しません。

由樹:よくないって。紹介してよ。

ナナ:公開するのは2月だから、実際に紹介していいの?

由樹:ちょっとだけならしてもいいかな?

ナナ:まだ暑いね。

由樹:話題変えるなー。まだ終わってない。

夏実:暑いよね?

ナナ:残暑だね。

由樹:そうざんしょ

夏実:(くしゅん)

由樹:タイミングよく、くしゃみするね。

夏実:寒気がする。

ナナ:最近なんだか寒いよね。

夏実:まだ8月なのに…。

由樹:どうせ、つまんなかったよ。それでね第二作目なんだけどね…

ナナ:………

由樹:どうしたの?

ナナ:まだ空気が………ねえ。

夏実:ちょっと寒いよう。

由樹:私が悪い訳じゃない………よね?

ナナ:いや、わるい。

由樹:そうゆうことをするつもりはなかったんだけどね。

夏実:何か暖かいものが飲みたい。

由樹:何にします?………………ってはめるなー。

ナナ:だれもはめてないよ。むしろ自分から突っ込んだんでしょ?

由樹:しまった、つい言ってしまった。それでね…

夏実:(くしゅん)

由樹:何かじゃまされている。

夏実:ごめんなさい。

由樹:いいよ、全然気にしてない。

ナナ:アイスティーひとつ。

由樹:アイスティーがおひとつ………………ってまたはめるなー。

ナナ:それで何?

由樹:それでね、第二作目は…

夏実:あつっ。

ナナ:夏実ちゃん、だいじょうぶ?紅茶まだあついの?

夏実:ちょっと油断しただけ。

由樹:きゃあー。もういやだ。

ナナ:それで?

由樹:………それでね第二作目は、わたしが…

ナナ:うわっ。

夏実:ナナ、コップ倒さないでよ。

ナナ:ごめん、ごめん。ストローで飲もうとしたらこうなっちゃって。

夏実:とにかく拭かなきゃ。

ナナ:由樹ちゃん、拭いて。

由樹:なんでわたしが。

ナナ:だってねえ、そういうことを普段しているんでしょ?

由樹:そうそう、そういうことをいっぱい言って。

夏実:(くしゅん)

ナナ:本当にだいじょうぶ?

夏実:夏かぜかな?

ナナ:気をつけないとね。

由樹:いつの間にか話題が変わっている。

ナナ:言いたいことがあるならどうぞ。

由樹:じゃあ言いますけど、何か二人がじゃましてくるような気がします。

夏実:そんなつもりはないのに。

由樹:そうだよね、そうだよね。夏実ちゃんはわたしの味方だと思っていたよ。同じ主役だしね。

ナナ:由樹ちゃんに言いたいことがひとつある。あれは、『夏実と魔術書ナナ』です。主役は二人いるの。

由樹:ごめん。

ナナ:いいよ、夏実ちゃん主体だもん。それ以前に由樹ちゃんって脇役でしょ。

由樹:ちっがーう。思いっきり主役だって。

ナナ:うそはいけないと思う。

由樹:本当に主役だよ。そんなこと言うとねえ、わたしねえ…いじけるよ。

ナナ:じゃあ二人でやります。

由樹:えっ?

夏実:次はなんだっけ?


由樹:さっきはごめんね。わたしが悪かったような気がするけど、でもわたしは悪くないし、それに主役です。

夏実:今日の議題は?

ナナ:『きとぅん・はーと組織化計画』について…

由樹:ねえってば。

ナナ:夏実ちゃんのほうから。

由樹:ねえ?ねえ?

夏実:え?え??わたしが?

由樹:無視するなー。

夏実:なんだっけ?

由樹:お願いだから、無視しないでよ。

ナナ:だから、『きとぅん・はーと組織化計画』の理由。

由樹:人の話聞いている?

夏実:あ、そうか。えーっと。

由樹:ねえ、聞いているの?

夏実:Kitten Heartとして何かしようということ…です。

由樹:おーい。

ナナ:要するに『何か一つくらいできることを見つけてそのことに取り組もう』ということです。

夏実:そうなんだ。

由樹:あれ?

ナナ:具体的に何をやるかは、またあとでということにします。

由樹:うーん、どうしようかな?

夏実:いろいろ決めなきゃいけないことがあるからね。

ナナ:時間はあるからだいじょうぶ。

由樹:ねえ、…。

夏実:続きは来月でやります。

由樹:質問があります。

ナナ:なんでしょう。

由樹:やっと聞いてくれた。

ナナ:質問の意味がわかりません。

由樹:まだ言ってない。


由樹:あれ?この上の線はなんだろう?

ナナ:雑談のコーナー。まず最初のお題は………じゃじゃん。

夏実:じゃじゃん。

由樹:………じゃ、じゃじゃん。

ナナ:『自分の好きなこと』まずは由樹ちゃんから。

由樹:言ってよろしいんでしょうか?

夏実:別にいいんでしょ?

ナナ:うん、何も言われてないから。

由樹:どこから言われてなかったんだろう。それよりいいんだよね?

夏実:うん。

由樹:ヘンな線とか出てこないよね?

ナナ:何のこと?

由樹:ううん、別に何でもないの。私は『アニメ鑑賞』かな?

ナナ:夏実ちゃんは?

由樹:ちょっと待ってー。

ナナ:冗談だよ。

由樹:ナナちゃんってテレビ嫌いでしょ?

ナナ:そうだよ。嫌いだよ。

由樹:夏実ちゃんは?

夏実:アニメなら。

由樹:そうだよね。アニメだよね。

ナナ:そればっかり見てるの?

夏実:私はお菓子作ることかな?

ナナ:夏実ちゃんは、それしか取り柄が無いからね。

夏実:そんなことないよ。

由樹:かわいい声で言っている………。

ナナ:夏実ちゃん………ホントは緊張しているでしょ?

夏実:うん。

ナナ:もうすぐ終わりまで迫ってきてるのに?

夏実:そうです。