Last Kitten Heart prologue

夏実:こんにちは。夏実です。

ナナ:ナナです。

由樹:秋かぁ…

ナナ:由樹ちゃんの様子がおかしい。

夏実:ほんとだ。

ナナ:いつもだったら『由樹です』って、言うのに…

由樹:秋になると、葉が紅く染まり、そして………散る。

ナナ:感情的だね。

夏実:代金を払うことでしょ?

由樹:でも、それは自然の流れ。

ナナ:夏実ちゃんの天然ボケに対して、由樹ちゃんがツッ込まない。

夏実:私…ボケてる?

ナナ:うん。かなり。

由樹:移りゆく季節に私は…

ナナ:完全に自分の世界に入っている。

夏実:私って天然ボケなの?

由樹:…散りゆく、木の葉のように…

夏実:ところで、天然ボケって何?

由樹:…冷たい眠りにつく。

ナナ:感傷的な詩だね。

夏実:だったら私も。

ナナ:何?

夏実:私こないだ、映画を観ました。

ナナ:鑑賞の秋かい。


ナナ:…と、いうわけで秋をテーマに、コントをやってみました。

夏実:コントって何?

ナナ:夏実ちゃん、もう終わったよ。

由樹:穏やかな風に包まれた山の中で眠りについた私は…

ナナ:こいつは無視しよう。

由樹:ごめん、無視しないでよ。

ナナ:季節はもう秋だね。

夏実:食欲の秋!

由樹:夏実ちゃんって食べること以外考えないんだね。

夏実:そう…だね。

由樹:幸せだな。ちなみに私は読書の秋。

ナナ:マンガしか読まないのに。

由樹:読むよ。ちゃんと。

ナナ:たとえば?

由樹:そのフリ、二ヶ月ぶりだな。

ナナ:そうだったね。

由樹:うーん。じゃあ、こういうのは?

夏実:どういうの?

由樹:『昔々、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました』

夏実:昔話だね。

由樹:『おじいさんは山でしばかれました

ナナ:3点

由樹:5点満点で?


ナナ:今月の議題。先月に引き続き『Kitten Heartで具体的に何をやるか』

由樹:ちょっと待ってよ。さっきのは夏実ちゃんが合いの手を入れたから。

夏実:え?わたし?

由樹:ナナちゃんにウケなかったのを、夏実ちゃんのせいにするのはよくないけどさぁ。

ナナ:確かに分かりきっていることを言ったよね。

夏実:え?なにが?

由樹:だって、出だしで『昔々』って言ったんだよ。

ナナ:夏実ちゃんのかわいい相づちじゃない。

由樹:かわいいから何やってもいいの?

ナナ:確かにそうだけどさぁ。

夏実:私…何かした?

由樹:何もしてないよ。だいじょうぶ。

夏実:ほんと?

ナナ:だって、ボクたち仲良しでしょ。

由樹:こうしよう。メンバー内では“ちゃん”付けで呼ぶって言うルールは?

夏実:いいんじゃない?

ナナ:仲良しグループだね。

由樹:話は戻して、議題…何やるの?

ナナ:そうだよ。二回ともちゃんとやってないんだよ。

夏実:テスト廃止は?

由樹:そういえばやったね。でも、却下されたんでしょ?

ナナ:それは後回しにしよう。

由樹:これは?電車車内では携帯電話の使用禁止は?

ナナ:何でやらなきゃいけないの。却下。

夏実:じゃあ、電車車内ではポケベルの使用禁止は?

ナナ:今持っている人いないぞ。一応却下。

由樹:じゃあ、これは?電車車内では携帯七輪の使用禁止は?

ナナ:内容的にもネタ的にも却下。

由樹:きゃっ。

夏実:でも、サンマとか食べたいね。

ナナ:秋刀魚が食べたい。

由樹:…無視ですか?

夏実:サンマって秋の味覚だね。

由樹:夏実ちゃん、サンマ食べられる?

夏実:サンマだったら食べられる。

由樹:サンマじゃなかったどうなんだろう。

ナナ:そういう由樹ちゃんは?

由樹:私、ホネがあるからダメ。

ナナ:好き嫌いはよくないぞ!

由樹:だって、のどに刺さったらどうするの。

ナナ:Kitten Heartでやること一つ目、来年の秋までに由樹ちゃんの好き嫌いをなくす。

由樹:何で!

ナナ:いっぱいありそうだから。

由樹:そうだけどさあ………

夏実:そうなんだ。

由樹:………夏実ちゃんは、なさそうでいいな。

夏実:あるよ。

由樹:もしかしてこれ私一人でやるの?

ナナ:うん。

由樹:やだな。

夏実:でも、仲良しだからこういうことが言えるんだろうね。

由樹:そうだよ、仲良し4人組のKitten Heartになってきたね。一人今月いないけど…

ナナ:5人でしょ?

由樹:あれ?だって私でしょ?夏実ちゃんでしょ?

夏実:うん。

由樹:ナナちゃんでしょ?陽ちゃんでしょ?4人じゃん。


由樹:………と、いうことは5人目はだれ?

ナナ:雑談のコーナー。まず、最初のお題は………じゃじゃん。

夏実:じゃじゃん。

由樹:………じゃじゃん。これやめない?

ナナ:三回連続の『好きな〜』シリーズ。今回は『好きな教科』

夏実:全部嫌い。

由樹:………1個くらい無いの?

夏実:理科の実験なら…………。

由樹:1個あったじゃん。

ナナ:由樹ちゃんは?

由樹:体育とか好きだよ。

夏実:体育だいっきらい。

由樹:何で?

夏実:だって嫌なんだもん。

ナナ:夏実ちゃん、運動苦手だから。

夏実:あと、道徳が好き。

由樹:まだあるじゃん。

夏実:もちろん、テストがないから。

由樹:やっぱり。でもさあ、夏実ちゃんには悪いんだけど道徳もテストすればいいのに…

夏実:なんで?

由樹:だって、人を傷つけたり、悲しませることって本当はよくないことでしょ?

ナナ:そうだね。

由樹:なのに、そういうことって起きるじゃない。

ナナ:簡単にいっちゃえば、いじめとか?

由樹:そういうことだよね。

夏実:いじめはよくないよね。

ナナ:でもさあ、道徳のテストやったからってそういうのがなくなるわけじゃないでしょ?

由樹:え?どうして?

ナナ:考え方が画一的になるっていうか…

由樹:そうだよね。

夏実:だから、テスト廃止!

由樹:ちょっと夏実ちゃんしつこくないですか?

ナナ:それだけイヤなんでしょ?

夏実:だいっきらい。

由樹:でもどうして、傷つけたりしちゃうんだろうね。