Last Kitten Heart experiment

夏実:あけましておめでとう!

由樹:なんか、夏実ちゃん変わったね。

ナナ:変わったというより大きくなったね。

陽介:1、2cmくらい大きくなったね。

夏実:そういえば由樹ちゃんが2、3cmくらい小さく見えるね。

由樹:え?!私、縮んでないよ。

留恵:みんな。由樹ちゃんって人間じゃないから………

三人:そうか!

由樹:納得するな!去年は男でも女でもない。今年はそういうのか!

ナナ:それ以前に由樹ちゃんって生き物なの?

由樹:生き物だよ!

陽介:てっきりロボットかと思ってた。

由樹:ちっがーう。じゃあ、私“ウィーン”って音を立てながら動くのかよ。

夏実:そんなことができるの?

由樹:できるか!そんなボケするな!

留恵:そういうわけで由樹ちゃんは縮んでしまいました。

由樹:ちっがーう。

ナナ:10才で縮むものなんだね。

陽介:由樹ちゃんって本当に10才?

由樹:10才だよ。

夏実:『なまもの』を“生物“って書いたら『せいぶつ』って読めるね。

留恵:そうだね。

由樹:そういう話しているんじゃないでしょ!

留恵:ややこしくなったから話を戻そう。

由樹:私を生き物じゃないとかロボットとか言って。私はねえ…

留恵:夏実ちゃん、少し大きくなったね。

由樹:戻しすぎだ!

夏実:そうかな。

由樹:聞けよ。

ナナ:夏実ちゃんも最初の頃は恥ずかしがっていたからね。

陽介:そんなこともあったね。

由樹:あのね。

留恵:それに比べて由樹ちゃん小さくなったね。

由樹:なってないよ。

ナナ:元気出して!

由樹:元気だよ。

陽介:自分が人間じゃないからって落ち込んじゃダメだよ。

由樹:ちっがーう。あと何回言ったらわかってくれるの?

留恵:5回くらいかな?

由樹:5回言ったらわかってくれる。

留恵:一人につき5回だからね。

由樹:20回…

留恵:もしかしたらそれ以上かもね。

由樹:ああ、こんな感じで『ラスきと』終わっていくんだね。

留恵:そうだよ。

由樹:もっと違う終わり方したかった。

ナナ:たとえば?

由樹:こういう感じかな?


夏実:由樹ちゃん、今までありがとう!

陽介:由樹ちゃんがいたおかげで楽しかったよ。

ナナ:由樹ちゃんがいなかったらKitten Heartも違っていたと思うよ。

留恵:たまにいじめていたけど由樹ちゃんのこと好きだよ。

由樹:私もみんなのこと………好き!

陽介:由樹ちゃん最高!

夏実:由樹ちゃん、またいつか会おうね。


由樹:どうかな?

留恵:ダメ。なんで私が由樹ちゃんのこと好きなの?

ナナ:そもそも由樹ちゃんがみんなから慕われているの?

由樹:私、慕われてないの?

陽介:うん。

留恵:ひとつだけ気に入っているのが、由樹ちゃんだけがいなくなっていく感じかな?

由樹:そんなつもりじゃなかったのに………

留恵:なんでいまだに由樹ちゃんがここにいるの?

ナナ:そういえばもうすぐ2月か。

留恵:私に毒入りチョコを食べさせてもうすぐ1年。

由樹:毒、入れてません!入れたのは砂糖です。

陽介:だから甘すぎたんだよ。

留恵:ひどいよね?

夏実:そうだよね。

由樹:夏実ちゃんまで言ってる。

ナナ:被害者だもん。

由樹:ひとつ聞いてもいい?やめたら責任とれるわけ?

留恵:いてもいいけど、それなりの仕打ちは受けてもらうからね。

由樹:あんだけ受けたのにまだ足りないの?


留恵:Last Kitten Heart experimentもついに終わりだね。

陽介:終わりますね。

留恵:じゃあ、夏実ちゃんから一言。

夏実:これでひとまず実験終了(?)です。結局、短編小説作れなかったね。

ナナ:でも、デザインとか変えられたことは良かったんじゃない?

由樹:そうだね………終わるって何か悲しいね。

留恵:由樹ちゃん、泣くなよ。

陽介:自分が人間じゃないからって泣いているばかりじゃダメだよ。

由樹:もういいよ。

留恵:来月の2月14日に先駆けて私から温泉に連れて行こう。

由樹:お・ん・せ・ん?

留恵:そういうわけでこれから出発します。

ナナ:行こう!

陽介:出発しよう。

夏実:出発だ!


Last Kitten Heart experiment 終了