Last Kitten Heart departure

夏実:でもこのニオイなんだろう?

陽介:ヘモグロビンかな?

ナナ:ヘモグロビン(血液)だったら怖いよ!

陽介:納豆とか。

ナナ:嫌いな人は嫌いだけどそのニオイじゃない。

陽介:くさや。

ナナ:それも違うでしょ。

夏実:アサリ。

ナナ:なんで?

夏実:嫌いだから。

ナナ:嫌いなもの並べてどうする。


由樹:留恵ちゃん。何かくさくない?

留恵:ああ。ついに気づいてしまったか。

由樹:え?なにが?

留恵:自分の体臭がきついことに。

由樹:私そんなひどくないって。

留恵:何か腐ったニオイだったから。

由樹:腐ったニオイなんてしないよ。

留恵:腐っているのは性格だけか。

由樹:性格も腐ってないって。

留恵:女の子なんだか男の子なんだか、どっちなんだ!

由樹:女の子。

留恵:それが腐っているの。

由樹:なんで。

留恵:お前らは腐ったミカンだ!

由樹:それは違う。しかもなんで“お前”なの?

留恵:もう限界。サブタイトルがああだからって由樹ちゃんの話したくない。

由樹:ちょっと待ってよ。続けよ。

留恵:えーと。ヘモグロビンからだっけ?

由樹:それ違う。ミカンから。

留恵:ミカンはこたつで食べましょう。

由樹:なに言っているの?

留恵:これって硫黄じゃない?

由樹:留恵ちゃん、“お前ら”の答えは?

留恵:ほら、近くに温泉があるんだよ。

由樹:私の話は?

留恵:夏実ちゃん達も気づいているかな?

由樹:遅れているからってとばすな。

留恵:行こう!