Last Kitten Heart biscuit

夏実:残りはあと15個だね。

留恵:ラスきとで最も運のない人決定戦第3回戦。

由樹:コロシアンルーレットじゃなかったの?

留恵:当たった人には一応賞品がでるんだけどね。

由樹:現金?

留恵:賞品だって言っているでしょ!

陽介:でも、これ本当にあるの?激辛まんじゅう。

留恵:じゃあ、同じの作ってあげるから食べる?

陽介:当たるかもしれないし、遠慮しておきます。

留恵:由樹ちゃんはちゃんと食べようね。

由樹:わかってるよ。

陽介:いただきます。

ナナ:どう?

陽介:…。

由樹:え!当たったの!

陽介:おいしい!

夏実:ありがと。

留恵:私は違うと思ったけどね。パクっ。

由樹:どんだけ辛いの、それ。

留恵:食べればわかる!

由樹:やだっ!それに何勝手に食べているの!

留恵:お茶菓子なんだからいいじゃない。

由樹:絶対留恵ちゃん知っているでしょ!

留恵:本当に知りません。神に誓ってもない。

夏実:神様ってホントにいるのかな?

留恵:行けばわかるさ!

由樹:どこへ?

留恵:ナナちゃん、どうぞ!

ナナ:当たりませんように!パクっ。

由樹:どう?

ナナ:あんこが入っている!

陽介:つまりハズレたわけだ。

夏実:でも、だれがあたるのかな?

留恵:少なくても運のない人。

由樹:わ、私は違うよ。

留恵:まあ、そのうち判ることだけどね。

夏実:そうだね。パクっ。

由樹:だから何でお茶菓子みたいに食べるの?

留恵:そんなことを言っているうちに由樹ちゃんの番です。

由樹:いーやーだー!

ナナ:当たりっこないよ。たぶん。

由樹:そうかな?食べてみよう。

留恵:そうやって拒否しなければいいのに。

由樹:いただきます。

陽介:どう?

由樹:…ん?

ナナ:由樹ちゃんも当たったフリ

由樹:ゲホッ。ゲホッ。

陽介:ずいぶんリアルだね。

由樹:ちょっ、ゲホッ。ゲホッ。

留恵:………もしかして、当たった?

由樹:ゲホッ。ゲホッ。

ナナ:………すごい咳。

夏実:大丈夫?

由樹:だ、ゲホッ。ゲホッ。

留恵:しゃべらない方がいいよ。気管支入ったらもっとひどくなるから。

陽介:シャレにならないほどの威力じゃない!

夏実:お水持ってきてあげる。

留恵:作った自分でもここまでだと思ってなかった。

ナナ:味見してなかったの?

留恵:できるわけないでしょ。

ナナ:確かに。

留恵:それよりも由樹ちゃんが当たるのは予想外だった。

由樹:え?ゲホッ。ゲホッ。

留恵:私は陽ちゃんかナナちゃんが当たると予想していたんだけどな。

夏実:お水持ってきてあげたよ。

由樹:あり…ゲホッ。ゲホッ。

留恵:だから、今回由樹ちゃんをはめようという気は全くないんです!

陽介:それでも当たったの?

留恵:Kitten Heartでもっとも運のない人へ賞品としてスケッチブックと黒マジックペンをあげます。

由樹:(何これ)

留恵:早速使っているけど、筆談セット。

ナナ:由樹ちゃん、おいしい?

由樹:(そんなわけないでしょ!)

留恵:まさか、と思っていたけど由樹ちゃんって幸薄そうだよね。

由樹:(うすくない!)

陽介:殺人的激辛まんじゅうじゃない。

留恵:だから、殺しやんルーレットなの。

陽介:ひどい。

留恵:とりあえず、残りの10個は均等に分けよう。

ナナ:ハズレもないわけだし。

由樹:(ムシするな!)

留恵:由樹ちゃんのカンペ読まなくてもいいよ。

夏実:はい、由樹ちゃん。

ナナ:これで安心して食べられる。

由樹:(私はADじゃない!)

留恵:由樹ちゃん、書くの遅いよ。

ナナ:それで、温泉どうするの?

留恵:どうしよっかな?