Last Kitten Heart biscuit

夏実:おまたせ。

ナナ:ビスケット?

夏実:うん。

陽介:また、一個だけ何か違うの?

夏実:そうだよ。

由樹:(またやるの?)

夏実:5個中一個だけ紙が入ってます。

由樹:髪?混じっ………ゲホッ。ゲホッ。

留恵:ほら、無理してしゃべるから。

夏実:混じったんじゃないもん。

留恵:夏実ちゃんをいじめちゃダメでしょ。

由樹:(こっちがいじめられているんですけど)

ナナ:紙って嫌がらせ?

夏実:ちがう。

留恵:ほらほら、ダメでしょ。ラッキービスケットでしょ?

陽介:つまり、今度は当たった人が運がいい人?

夏実:最初に由樹ちゃん食べていいよ。

留恵:これで当たったら、いろんな意味でくじ運がいいんだろうね。

由樹:…ないよ。

留恵:由樹ちゃん、声低いよ。

由樹:…紙ないよ。

留恵:よく確かめた?

由樹:…ないって。

留恵:そういうこともあるよ。元気だしな。

ナナ:誰のせいなんだか。

夏実:あとは3人で食べて。

留恵:みんな取った?

陽介:取った!

ナナ:いいよ。

留恵:いくよ。せーの。

由樹:(どう?)

陽介:おいしい、これ。

ナナ:焼き加減が程良くていいよこれ。

夏実:ありがとう。

留恵:で、肝心の紙あった?

陽介:ない。

ナナ:なかったと思う。留恵ちゃんは?

留恵:なかったけど。

陽介:と、いうことは…。

ナナ:最後の一個見てみてよ。

留恵:…やっぱりこれだ。

由樹:(なによ、それ)

ナナ:どういうコト?これ。

留恵:みんな一回落ち着こう。まず仮に夏実ちゃんがどれだか知っていたとしよう。

夏実:ホントは知らないんだけど。

留恵:…でも、これは当たりを引かなきゃいけない、みんなどれだか判っていた?

陽介:知らないよ。

ナナ:判っていたら引いていただろうね。

留恵:つまり、この場合夏実ちゃんが運がいいんじゃなくて私たちに引く運がないんだよ。

陽介:なんか後味の悪い終わり方。

ナナ:出だしからすでに悪かったんだよ。

留恵:あれは一年間限定のルール解除で、もう期限過ぎたからダメなんだけど今回だけ破ろう。

夏実:何のルール?

留恵:ラスきとでYunaの名前出さないこと。

ナナ:じゃあ、Yunaが悪いとか言っていいの?

留恵:私たちが処罰されるわけでもないし、biscuitシリーズ終わるから言っていいよ。

ナナ:まず最初に変なことやらせるし。

陽介:biscuitって名前からすでに悪かったんだよ。

夏実:あれっておなかが空いていた時につけたんでしょ?

留恵:だから太るんだよ。

陽介:もっと言えば準備段階から悪いんだよ。

夏実:だから次のシリーズと重なっているんだ。

留恵:結論を言うと大切なのはbiscuitの失敗はYunaの責任。

由樹:(温泉って行くの?)

留恵:もちろん行くよ。次の土曜日ね、みんな。

夏実:楽しみだね。


Last Kitten Heart biscuit END