Last Kitten Heart connection

夏実:よかったね。豊富なおかず量で。

留恵:あれ冗談で言ったのに。

ナナ:で、卓球勝負するの?

留恵:ちょっと軽い運動として。

陽介:今度こそ決着つけてやる!

留恵:その前に軽く夏実ちゃんとやろう。

夏実:え?!

留恵:大丈夫。本気出さないから。

陽介:こっちも練習相手が欲しいな。

ナナ:言っておくけど、できないよ。

陽介:だよね。体格差ありすぎだし。じゃあ、由樹ちゃん。

由樹:病み上がりなんですけど。

陽介:いいや。壁とやろう。

ナナ:つまり、一人でやるって事だよね。

陽介:おっと!強く打ちすぎた。

留恵:邪魔しないでよ!

陽介:ごめん。そっちの方へ行くと思わなかった。

留恵:ピンポン玉ならそっちに飛んでいったから。

陽介:次は行かないようにするから。

留恵:もう!

ナナ:あった?

陽介:結構広いんだね、この部屋。

ナナ:何だろう?この階段。

陽介:降りてみる?

ナナ:怒られない?

陽介:大丈夫だよ。

ナナ:よいしょ。

陽介:結構暗いな。

ナナ:電灯のスイッチ、ないのかな?

陽介:あれ?もうこの階段、行き止まり?

ナナ:違う!ドアだ。

陽介:『関係者以外立ち入り禁止』って書いてある。

ナナ:当たり前だね。

陽介:やっぱりカギがかかっている。開かない。

ナナ:早く、戻ろうよ。

陽介:まるで…開かない。

ナナ:だから、カギがかかっているだから…。

陽介:さっき、声が聞こえなかった?

ナナ:気のせいでしょ?

陽介:ピンポン玉あったし戻るか。


留恵:さあ、これで長きにわたった戦いも終わりにできるわ。

ナナ:昨日始まったんじゃないの?

陽介:たいした準備運動してないけど、余裕でしょ。

留恵:由樹ちゃん、見てるだけじゃなくて審判しなさいよ。

由樹:いいけど。

留恵:わたくしからでいいかしら?

陽介:いいよ。

由樹:じゃあ、留恵ちゃんから。

留恵:覚悟はいい?新・赤城山サーブっ!!!

陽介:うっ。マジだこれ。

由樹:1-0。

留恵:あたしに勝とうなんて100万年早いことですの。ほほっ。

陽介:なんだあれは。分からない。

留恵:わたくしのサーブを見抜けるかしら。

陽介:回転をかけているのか。それとも………。

留恵:考えるだけ無駄って事だよ。はっはっは。

陽介:分からない。特にあれがわからない。

留恵:一つだけ質問してもよくってよ。

陽介:じゃあ、聞くよ。今日の留恵ちゃんのキャラ。一体何なんだ。

由樹:確かによくわからない。

留恵:普段通りの方がよかった?

陽介:そうして。

留恵:やりずらいな。

陽介:こっちがやりずらいんだよ。

留恵:じゃあ、行くよ?新・赤城山サーブっ!!!

陽介:その名前も変えろよ!!!

由樹:2-0。

留恵:打ち返さないからあんな方までピンポン玉いっちゃった。

夏実:私が取ってきてあげる。

ナナ:一緒に行くよ。

由樹:………別に行かなくてもここに沢山あるんだけどさ。


夏実:ああ、地下室へ落ちちゃった。

ナナ:またか。

夏実:暗いね、ここ。

ナナ:電灯、スイッチないみたいだし。

夏実:きゃぁ。

ナナ:………大丈夫?

夏実:いたい。

ナナ:転んだの?

夏実:うん…。何でこんなところにドアがあるの?

ナナ:夏実ちゃん、大丈夫?

夏実:開く訳じゃないし。

ナナ:泣いてないよね。

夏実:罰だよ、これ。

ナナ:悪いことしてないし、たまたま運が悪かっただけだよ。

夏実:…なんか今、聞こえなかった?

ナナ:え?さっきも陽ちゃんが同じようなこと言ったな。

夏実:怖いから行こうよ。

ナナ:ほら、落ちていたピンポン玉。

夏実:うん。

ナナ:大丈夫だよ。ケガしてないみたいだし。

留恵:夏実ちゃん、大丈夫?

夏実:平気。

陽介:さっきすごい音がしたし。

留恵:部屋に戻らなくてもいい?

夏実:うん。

陽介:留恵ちゃんは戻った方がいいよ。キャラ考え直さなきゃいけないし。

留恵:うるさいなぁ。


由樹:36-36。

夏実:よく続くよね。

留恵:ついてきたね。私の新・赤城山サーブっ!!!に。

陽介:剛速球がまぐれで入っているだけでしょ。

留恵:ああ、もうダメ。疲れた。

陽介:キリがつかないから止める?

由樹:私も疲れたんですけど。

ナナ:部屋に戻って休む?

留恵:…そうだね。先戻ってる。

由樹:病み上がりなんですけど。

陽介:知ってるよ。

夏実:留恵ちゃん、どうしたの?

留恵:ドア開けたらさぁ、景色が違うんですけど。

夏実:どこ、ここ?

由樹:旅館のイベントじゃないの?

留恵:だったらいいんだけどさ………。違わない?

ナナ:なんか、テレビスタジオのセットみたいだよね。

陽介:なんか書いてある。

夏実:クイズショー?