Last Kitten Heart encounter

留恵:………じゃあ、まさか私がぶつかったあの子が王女?

ミポ:その可能性はあります。

留恵:だったら、他のみんなも危ないんじゃ…。ああ、多分夏実ちゃんがはぐれたと思う。

ミポ:私も後ろ振り返ったとき、見かけなかったかと。

留恵:最年少だからどうしても…みんなより足が遅いし、とっさだからカバーできなかったと思う。

ミポ:捕まっていなければいいのですが…。

留恵:変なこと言わないでよ。

ミポ:で…では、お詫びに……私の命を絶って…

留恵:…そこまで責めてないし。だけど、ひどい目に遭ってなければいいけど。


夏実:…そんなことないんじゃない………かな?

少女:絶対ある。

夏実:…でも………。

少女:いい?まず、一緒にいて本当に楽しかった?

夏実:それはあると思うけど………。

少女:それは偽りじゃなくて?

夏実:うん。

少女:あなたはそう思っているかもしれないけど、まわりの人はどう思っているの?

夏実:それは………。

少女:楽しかったのはあなた一人で、まわりに気を遣わせているだけじゃないの?

夏実:………。

少女:あなたひとりの為だけに、迷惑かけているんじゃないの?

夏実:そんなことはないと…

少女:言わないだけでしょ。そう考えていったら一人の方が楽じゃない?

夏実:でも、それじゃあ…

少女:誰にも気を遣わない。気にしなくていい。この方が楽でしょ。そう思わない?

夏実:え?

少女:じゃあ、どっちがいいか、考えてみるんだね。

夏実:でもね。一人なんて寂しいじゃない。

少女:それって、ワガママじゃないの?

夏実:どうして?

少女:一人じゃ寂しいから誰か居て欲しい。だからそばに居て欲しい。…嫌でも。

夏実:そんなつもりじゃないし…。

少女:あなたはそう思ってなくても、そう思われているかもしれない。

夏実:それは絶対に…。

少女:ないって言いたいの?

夏実:うん…。

少女:聞いたことあるの?

夏実:それはないけど…。

少女:怖くて聞けないんでしょ?

夏実:それは………。

少女:そりゃそうだよね、自分の思いとは違う答えが返ってくる可能性を考えたら、聞けないでしょ。

夏実:う…。

少女:一人になっちゃえば、気が楽になるよ。

夏実:でも…。

少女:もし、一人がいいなら、いいこと教えてあげる。じゃあ!


陽介:確かこの辺じゃなかった?はぐれたの?

ナナ:たぶん。

由樹:あ、いた!

陽介:夏実ちゃんが無事でよかったよ。

ナナ:あれ?どうしたの?

夏実:あの子。なんか………。