Last Kitten Heart encounter

夏実:あの子。なんか………。

ナナ:どうしたの?

夏実:…変じゃない?

ナナ:誰が!?

夏実:…ううん。何でもない。

ナナ:それじゃ、夏実ちゃんの方が変だよ。

陽介:でも、夏実ちゃんが無事でよかった。あとは、留恵ちゃんを捜せばいいだけだ。

夏実:それで、留恵ちゃんどこ?

ナナ:さぁ………?

由樹:私たちも、はぐれたんだよ。

夏実:…じゃあ、また捜さなきゃいけないの?

ナナ:そうだね。


留恵:くっ。まだ、あの衛兵うろついている。

ミポ:見つかるまで捜すつもりみたいですね。

留恵:どうするのよ?

ミポ:遠回りですが、戻れる道があります。

留恵:そうしよう。早く合流したいし。

ミポ:そうですね。

留恵:しかし、あの衛兵も戻らなくていいのかな?王女護衛しなくて。

ミポ:確か護衛についているのは5人。追いかけてきたのは2人だから、他はどこかに隠れて護っているんでしょう。

留恵:全員で来られたら、やばかったよ。

ミポ:2人で追いかけるのは、王女から危険人物を遠ざけるためなのでしょ。

留恵:相当大事にされているのか…。どんなヤツなんだろう。

ミポ:そんな言い方は王女様に失礼です!

留恵:だって…。こんな国なのにどうして信じられるの?

ミポ:確かに………この国に対して不信感を持っている人もいます。

留恵:そうでしょ?

ミポ:でも、それはごく一部。たいだいの人は何か考えがあっての行動と考えています。

留恵:どうして?

ミポ:この国の王族達は、今まで国民のためにいろいろしてきた人たちです。

留恵:現・王女は例外…って事は?

ミポ:そんなはずは………ないと思います。

留恵:別に私には関係ないし。7日以内に帰るよ。

ミポ:せめて、あれだけでもいいから直ってくれれば…。

留恵:何が?

ミポ:いえ…。ああ、抜け道はこちらです。


夏実:留恵ちゃーん!

ナナ:いないね。

由樹:そろそろ諦めて、置いて帰るか。

夏実:ひどーい。

由樹:あのね、夏実ちゃんね。それに近いこと、私されたことがあるんだけど。

陽介:それに帰るって、帰り道…妖精なしでわかるの?

由樹:うっ…。

陽介:どちらかと言うと、置いてかれているのは、こっちだし。

由樹:じゃあ、捜すしかないのね。

夏実:がんばって捜そうね。

由樹:あのトラブルメーカーめ。

留恵:誰が、トラブルメーカーだ!

由樹:あうぅ!く、苦しい…。

夏実:留恵ちゃん!よかった。

由樹:く、首絞めてる。

陽介:何で、後ろから?

由樹:そう………後ろ…から…絞めら…れて…いる…。

留恵:まあ、ちょっとした抜け道があってね。

ミポ:そうですね。

ナナ:これでみんな揃ったわけだね。

由樹:し、死ね。

留恵:おっと、ごめん。

由樹:はぁ、はぁ、はぁ。

ミポ:では、改めて私の家に来ませんか。