Last Kitten Heart encounter

夜、ミポの家。

夏実:留恵ちゃん?起きてる?

留恵:…起きてるよ。

夏実:なんか眠れなくて。

留恵:…そう、zzz。

夏実:ね、寝てるの?

留恵:…そんなことないけど。ぐー。

夏実:あの話聞いたら眠れなくて。

留恵:妖精のはなし?真に受けすぎだよ。

夏実:そうかな?

留恵:気にしないの。私たち、そのうち帰るんだから。

夏実:でも、信じられないところがあるよね。

留恵:まさか!夏実ちゃん、王女の肩を持つ気?

夏実:そうじゃないけど…。

留恵:ひどい王女なの。私だってぶつかっただけで追いかけ回されたんだよ。

夏実:本当にひどい人なのかな?

留恵:夏実ちゃん、誰かに変なこと吹き込まれたんじゃないの?

夏実:ううん。違うよ。

留恵:もう寝よう。

夏実:うん…。ごめんね、起こしちゃって。


5日目の朝。菜の花王国出国口

留恵:菜の花王国って結構いいところだったんだね。

ミポ:解っていただけると助かります。

由樹:まさか、温泉もあるなんて。

陽介:食べ物もおいしかったし。

ナナ:結構いいところだったね。

ミポ:皆様、私が見送るのは、ここまでです。

夏実:うん。ミポさん、元気でね。

留恵:いろいろありがとうね。

ミポ:何も出来ませんでしたが。

夏実:ううん、楽しかった。

留恵:こっちも何もしてあげられなかったけどね。

ミポ:もう、いいですよ。大丈夫です。

留恵:そろそろ行こうか。

ミポ:出国するには、菜の花王国の城に併設されたこの建物の中です。

留恵:ここね。

ミポ:出国前に簡単な審査があるのですけれど、そこは一人ずつ通らなくてはいけません。

由樹:そうなの?

留恵:まあ、大丈夫でしょ。

ミポ:何もなければ、審査ゲートの出口で会えます。

夏実:じゃあ、そこで待っていればいいんだね。